バスケスクール

【居心地】目的やルールは掲げるけど縛らない (トルネードアカデミー代表者会議2023年3月)

3月のトルネードアカデミー代表者会議の記録です。

未来に繋げるために、少しでも必要な方のお役に立てればと、記録を残します。

2022年度トルネードアカデミーテーマ『FREEDOM』

毎回MTGの初めに1ヶ月でテーマについて向き合ったことを話させてもらいます。

2022年度のテーマ『FREEDOM』について以下の様なことを話しました。

「自然」→「自由」→「快適」

がっちゃん
がっちゃん
2022年度の締めくくりですね。今回もタフなテーマになりました。自由と責任についてとても考えました。
「日本人は責任を取りたがらない」
こんな言葉も、良く耳に入ってきました。自由と責任を考えることで、バランスを保てるような気がしています。自由すぎてもタフ。責任が重すぎてもタフ。実に面白いなと思いました。
来年度の「COMFORTS」なんだか、今までにはない、向き合い方ができそうです。
昨年度の「NATURE」今年度の「FREEDOM」のお陰で、来年度は、初めてタフにはなりそうにない向き合い方ができるかも、、、

入会申込書について

ダイシ
ダイシ
「入会申込書」って毎年必要ですか?各地はどのようにしていますか?
エアロ
エアロ
ホームページで継続登録というページを作っていて、新規入会と変わらない感じで毎年登録をしてもらっています。
なおコーチ
なおコーチ
お互いにやり取りする形を大切にしたいので、継続の方も継続という形で書いてもらって出してもらっています。
がっちゃん
がっちゃん
期限を決めていた方が、人って集中するかなって。1年1年区切りを付けて、意思表明しやすい環境を作っておくと、気持ち的にもメリハリがついて良いんじゃないかな。
やめようか続けようか悩んでいる子も、区切りが無ければ、ズルズル行っちゃうんじゃないかなって。
やめるならやめるで次のステップにどんどん進んだ方が良いし。

月会費の自動引き落としについて

ダイシ
ダイシ
月会費についてなんですけど、会費袋を作ってやっているんですよ。銀行引き落としや電子決済に変えたいと思ってます。
現金受け渡しも良いけど、無くしたり、繁雑になったり、時代的なものもあるので、変えていきたい。
そこで、説明の仕方など、知りたいです。
がっちゃん
がっちゃん
俺もね、現金受け渡しが大好きだから、会費袋で続けたかったんだよね。
でも会員が200人くらいに増えて、それプラスヴォルターズのスクールをやってた時期は、合計300人くらいの人たちを管理してたから、無理だよね、、、笑
100人くらいならいけるけど、、、あの時期はきつかったね。。。
今は、口座引落としに切り替えて良かったかなと思うよ。
がっちゃん
がっちゃん
保護者さんへの伝え方は、お願いの紙一枚で、意外にあっさりみんな受け入れてくれた感じだよ。
みんな、もう慣れてるんだろうね。
前は、口座引落としの書類を手書きで書いてもらっていたけど、今はスマホでできるし、更に受け入れてもらいやすくなった印象はあるよ。

払い忘れをお母さんたちはとても気にしてくれるから、引落としの方が良いのかもね。

コーチ同士のコミュニケーション

ダイシ
ダイシ
各アカデミーのコーチとのコミュニケーションや、目標の共有方法は?
がっちゃん
がっちゃん
代表者にヒアリングシートを作ってるじゃん?
それを熊本のコーチたちにも作って、それで共有してるよ。
ヒアリングシートを作る、きっかけになったのが、「魔法の質問」という本を辰巳さんに紹介してもらって、それを読んで、ヒントになったよ。
繭が近くでコツコツとやるべきことをやっていたんだけど、なかなか自分の意見を言う機会というのが無かったから、定期的にいろんな質問をしていったんだよね。
すると、必然的に「考える」という作業が生まれたり、「今週見たきれいなものはなんですか?」という質問をしていると、毎週、きれいなものを探して、文章に書いてみたり。

段々と魔法の質問をやっていく中で、繭が本音を話し出してくれたというのはあるね。

それを、レッドベアーズコーチ陣でするようになって、今は、トルネードアカデミー全体でもするようになったよね。
最近は、どんどんシンプルにしようと思ってる。
3年間みんなと密にコミュニケーション取って来て、コミュニケーション取り尽くせたかなって。笑
これ以上やると、俺の「洗脳」みたいになるんじゃないかって思ってきたんだ。
無意識に「魔法の質問」で、俺の価値観に合わせて答えてくるかもしれないと思ったんだよね。

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
チームとして方向性を1つにしていく業務としてのやりとりと、考え方を研磨していくためのやりとりと、2種類を分けた方が良いんじゃないかな。
1年間どうしていくかなど、業務としてのやりとり、ミーティングをするとしたら、まずはリーダーが方向性を示して、「ビジョン」とか「尺」とか、段取りがあると思うんだよね。

そして、考え方を研磨していくためのやりとりは、答えを求めないというか、別の時間で、トピックを出して、皆が意見を出し合う。批判や否定ではなくて。そんな時間が必要だよね。

こういう風に2つに分けて、やりとりを考えていけば良いんじゃないかなと思うよ。

がっちゃん
がっちゃん
代表コーチ以外のコーチの話を聞いてみたいな。
しんちゃん
しんちゃん
練習の終わりに毎回10分ほど話しています。
メインコーチが、小森と俺と朝熊の3名で、小森は同級生なので気にならないけど、朝熊が少し下なので、話しやすい環境を作るように俺は気にしてるかな。
たくや
たくや
基本的に梅さんやがっちゃんと話しにくいってことは無いですね。何でも聞いてというスタンスで、自分がこうして欲しいなど、相談もし易い雰囲気もあるので、困ったことは無いですね。
自分が何でも言っちゃう性格なので。

心理的柔軟性を高める

たくまコーチ
たくまコーチ
子どもたちが、ルールを破ったことに自由を感じるって言ってたことで、「選択肢が無い」からそのように感じるのかなって。そこに選択肢があれば、ルールを破らなくても自由を感じれてたかもしれないし。選択肢があることが重要だなと感じました。
固定観念とか、必ずあるだろうし、できるだけそういうのが無い状態に常に考えていないと、そうなるだろうし、、、考えているだけで、多少は違ってくるかなぁって思ってるかな。
人間なんで、どうしても良くない状態の時ってあるよね。そういう状態で、発言したりは良くないなぁって。認識した状態で、0.9になったら1に戻せるようになりたいなぁ。0.9だと、相手を1以上にはできないよね。1.1でいられると周りの人にプラスを与えられるよね。そんなことを最近は思ってるかなぁ。
がっちゃん
がっちゃん
どうすれば、0.9になった時に1に戻せるスキルを身につけれそうですかね?
たくまコーチ
たくまコーチ
人から聞いたことだけど、まず「ちょうどいい」って言葉を口に出して、その後に続く文章を考えて、思考に繋げていく方法が、一番良いかなぁと今は思うかなぁ。「ちょうどいい」って言葉の後に、ネガティブな文章って繋がりづらいやん?
そういう風にすることで、一呼吸おけるし、思考も整理できるかなぁって。
トランジションスポーツのバスケットボールで、良いことも悪いことも起きる中で、そういうネガティブな感情の時間が長い人ほど大変なんだろうなぁって。
がっちゃん
がっちゃん
ゆーたくんは、メンタルが乱れた時、どのように引き戻してる?
ゆーた
ゆーた
なんか1人で喋ってますね。笑
なんか、わーわー言ってますね。笑
1日、2日で取り戻します。
がっちゃん
がっちゃん
1人でしゃべるんだ!笑
それを無意識じゃなくて、自分で理解してるんだ?
ゆーた
ゆーた
そうですね。後悔とか感じた時、わーっとしますね。笑
人に愚痴とか言った方が良いんでしょうけど、1人で言ってますね。

引き継ぎ

ダイシ
ダイシ
がっちゃん、コーチが変わったり、新しく入ったりした時、どのようにしてますか?
がっちゃん
がっちゃん
説明はしないかな。自然にコーチが入ってくる。だって、辰巳さんとか急にいなくなるんだよ。笑 梅さんも急にアメリカ行ったり。説明する暇もないし、当時のレッドベアーズは、それが当たり前だし、説明しなくても、またアメリカに行っちゃったんだねーとか、いろんなコーチたちが勉強に来てたけん、また知らないコーチがきたーとか、大史が熊本に来たときも、、、そんなことが日常だけん、説明はしてない、、、説明できない。笑
辰巳さんは「レッドベアーズのお父さん」っていう説明だけは今もしてるかな。

なぜトルネードアカデミーをやってるの?

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
みんなに聞きたいんだけど、アメリカに行って、ジェイソンのプログラムを知って、長い時間かけてトルネードアカデミーのプログラムを作ってきたよね。
俺やたくまは、大商大でバスケしてて、大史はプロまでやってて、いろんなバスケを見てきたから、ジェイソンのプログラムの良さがわかったんだと思うんだよね。
他のコーチたちは、なぜ、ジェイソンのプログラム。トルネードアカデミーのプログラムが良いと思ったのかなぁ?
今は、世の中にSNSもあって、いろんなバスケのスキルが見れるよね。なぜ、あえてトルネードアカデミーの育成システムの中にいるのか?せっかくなので聞いてみたい。笑
がっちゃん
がっちゃん
僕は、不安でしたよ。経験値でいうと全然低かったので。でも、当時辰巳さんにしても、幹さんにしても、マッキーにしても、僕を褒めてくれるわけですよ。僕は、わけも分からずに悩みながら、がむしゃらにやってたんですよね。ただ、褒めてくれるから続けていたってだけですね。
子どもたちもそうですよね。褒められるからやる。シンプルですよね。僕もそうやって、今に至ってますね。
今は、子どもたちが返してくれるので、自信になってますよね。
ヒエダンカン
ヒエダンカン
なぜトルネードアカデミーをやっているかは、ryuさんと知り合ったから。ミニバスのコーチなどをやってて、なんか自分が求めているものと違うなとずっと思っていて、「チームを教えている」ということに違和感があって、単純にもっと「1対1」を伸ばしてあげたいなというのがあって、いろいろ活動していたらryuさんと出会って、話も合いそうな感じだったんで、コミュニケーションとっていって、トルネードアカデミーのやっていることが面白そうだし、ryuさんと話していて、目的がわかりやすかったので、トルネードアカデミーかなと思いました。
エアロ
エアロ
バスケットボールのことはあまり知らなかったので、ミニバスでコーチを始めた時、レッドベアーズのがっちゃんのとこに勉強しに行ったら、コツコツやっていたのを見て、僕の中でも馴染んだので今に至るって感じですかね。
ぐっちゃん
ぐっちゃん
最初にあっちゃん(エアロ)と出会い、パーカンに初めて行った時、コーチと生徒という感じではなくて、みんなわいわい楽しそうだった印象だったので、一緒に楽しくやりたいなと思ったので。
しんちゃん
しんちゃん
きっかけは、小森がアカデミーを始めてて、自分の子どもをそこに入れたら、「一緒にコーチしてよ~」という感じで、今に至るという感じです。トルネードアカデミーの形で、自分も中学生の時やっていたら、もっとうまくなれてただろうなぁ、今もバスケットボールは楽しいけど、もっと楽しくなってただろうなぁというのは感じています。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
しんちゃんのところは、福岡ということもあり、「強化」の空気も強いんじゃないかなぁと思うんですよね。「せっかくやるんだったら勝ちたいよね」知らぬ間に悪気もなく、そっちを意識してしまう時もあるんじゃなかろうかと、しかし、そういうのから真逆の方向にみえるやり方だと思うんですが、その辺のジレンマとか無かったですか?
しんちゃん
しんちゃん
強いところでやるという経験が無かったので、どちらかというと、楽しくやりたいっていうのが強かったですね。周りからは異質に見えるけど、こういうのがやりたかったですね。
ゆーた
ゆーた
中学校だけのバスケ経験で、1回戦負けのチームで、高校からバスケの指導をしだして、ヒートデビルズに入らせてもらえてスタッフをしていたんですけど、いざ自分がヒートデビルズのスクールのコーチをすることになった時に、これではダメだな、何か特色がないとダメだなと思って、いろいろと探していてたら、レッドベアーズのYoutubeに引っかかって、がっちゃんに連絡して、見学しに行ったのが最初でしたね。
当時はスキルとかに目がいっていましたが、今は理論が腑に落ちてて、そっちを大切にしてるという感じです。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
ゆーたくんからは、強さを感じるよね。「粛々と目的に向かっていますよ」という強さをね。例えば、メジャーリーグの大谷選手を見てても、すごく柔らしい感じで、人当たりが良さそうな、でも優しいだけであそこまでいかないじゃん。強さがあるからそこまで行けるわけで、人を傷つけるような強さではなくて、「本人がどこに向かっているのかが変わらないという強さ」で、そんな強さがまた新しい何かが見つかりそうに思います。
たくまコーチ
たくまコーチ
バスケットボールをする上で大切だと思うことが納得できてる。チームプレーをするために個人スキルがいるということが納得ができている。そこが一番大きいかなぁ。変わらずやっていきたいけれど、周りの環境で、子どもたちが影響を受けているのが、心苦しい。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
マーケットが変わっていくから、それは次の手は何をするのかな?というお知らせなのかもしれないという捉え方でも良いのかなと思ったよね。熊本でも、レッドベアーズを初めた時、月謝を取るなんてという空気が最初はあるけれど、今は普通になってるわけで、マーケットが変わっている。
今は、今の居心地の良い位置にいたいと思っていても、周りのマーケットが変わってきているから、たくまが求められていることも違ってくるということだと思うけどな。
たくまコーチ
たくまコーチ
そういうことなんでしょうね。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
常にオフバランスにならないようにするために、自分をオンにすることをどうやって保っていくか、そういうことがメンタルにも繋がっていくというわけで。レッドベアーズを創ったのも、そういう時代が来るだろうなと思って、先に出たわけで、ヴォルターズを創る活動を初めたのも、そういう時代が来るだろうなと思って、みんなでそこに向かったわけで、気づいたらやっておかないとその波に飲み込まれるみたいな。飲み込まれる側に行かないために、飲み込む側に行くのか、飲み込まれるものではないという認識にしていくかだと思うんだよね。
たくや
たくや
レッドベアーズに通っていた、妹の存在が大きいですね。僕の方がバスケを知ってると思ってたんですけど、妹のバスケの環境がどんどんどんどん広がっていき、見ていて面白いなぁと思ってました。レッドベアーズに行った時、椅子を使った練習とか全然できなくて、、、
仕事を辞めて、熊本に帰ってきた時に、コーチをしたくて、コーチの研修とかの実績のあるレッドベアーズで勉強しようと思いました。
今は、子どもたちと一緒に成長していくのがめっちゃ楽しいです。そして、こういったトルネードアカデミー全体のMTGに参加してみたら、もっとすごい世界があって、広がっていくのがすっごい楽しいですね。
梅ちゃん
梅ちゃん
最初は、「子どもたちに見本となるチームを作ろう」ってことで、辰巳さんと一般のレッドベアーズを作ったのがスタートですね。そこはぶれてないんじゃないかな。今は「子どもたちがすくすく育つ環境を作れたら良いね」って感じで。
ダイシ
ダイシ
トルネードアカデミーが筋が通ってて、良さそうだと思ったから。
後はとにかく楽しそう!大人も子どもも。雰囲気がいい。空気が良い。
なおコーチ
なおコーチ
「育成」というのが頭にあるんですけど、「共に育てていく」というのが私は好きなので、それがアカデミーを続けている理由です。

まとめ

アカデミーの運営の話から、個々の感じていること、そして「なぜトルネードアカデミー」を始めたのか(続けてるのか)、2022年度の締めくくりにちょうどいいお話が出来ました。
「トルネードアカデミーらしさって?」「これがトルネードアカデミー!」そんなものは無いんですよね。
人それぞれで思うことは、良いのだけれど、僕の中では無いんですね。
子どもたちに対しても「こうあるべき」「こうしなければならい」みたいなものがあると窮屈だろうなと思っています。
大人たちに対しても、自由でいて欲しいと思っています。
もちろん、目的やルールは、掲げます。
強制はしたくはないんですね。
目的やルールに縛られなくても、寄り添う気持ちがあれば、楽しくいられるコミュニティーでいられるかなと思っています。
居心地の良い場所となれれば良いなと。

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