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ブラックや暴力・暴言を行わない指導を始めて苦労したこと 熊本レッドベアーズコーチ対談⑤

こんにちは。

熊本レッドベアーズコーチの5回目の対談を行いました。

現在行われている「ドリブロッククラウドファンディング」「ドリブロック制作までの経緯」ということで、約20年前に誕生した熊本レッドベアーズのコーチの対談を行っています。

ドリブロッククラウドファンディング(CAMPFIRE)
NBA選手のような思考を持つアスリートを育てる「ドリブロック」を広げたい!

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熊本レッドベアーズ創世記 3コーチ対談

西田コーチ・・・熊本レッドベアーズ創設者・ドリブロック制作プロジェクトリーダー

梅田コーチ・・・熊本レッドベアーズ代表

・・・2005年から熊本レッドベアーズへ

「対談」要約

他者と比較してしまうと、一生懸命な子ほど自己否定に陥る

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
現在は世の中が「ブラック部活がないように」「暴力、暴言が無いように」となっていますが、(レッドベアーズ)創業当時からブラックや暴力・暴言を行わない指導にシフトして、当時の苦労話などが聞けたらと思います。
梅ちゃん
梅ちゃん
当時は勝つことがすべて、勝てば官軍、勝てば何しても良いというような空気。そこで起こるのが「勝った人」と比べられる。それが「唯一の正解」みたいな、、、僕らもそれを目指すのが当たり前でしたね。
梅ちゃん
梅ちゃん
いろんな経験をさせてもらう中で、個人の思いというものを大切にしていきたいという気持ちが芽生えました。
梅ちゃん
梅ちゃん
アメリカに行って、いろんな価値観の方と一緒に同じ屋根の下で過ごすという経験をさせてもらった時に感覚をつかめたような気がします。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
「〇〇先輩は、こんな練習をこんだけ頑張っていたんでお前らも頑張らんと優勝できんぞ」みたいな、誰かに比べられながら言われた時、ウメの中でどのように受け止めてた?
梅ちゃん
梅ちゃん
2個上の先輩と良く比べられていたけど、その人に近づきたいと思っていたし、憧れでもあったし、もっと頑張らなければという思いがありました。
梅ちゃん
梅ちゃん
アメリカに行った後は、盲目にその先輩を追いかけるのではなく、その先輩はここがすごくて、、、とかちゃんとその人を見れるようになりました。余計リスペクトも増えました。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
(アメリカに行った)2009年を境にして、ウメのコーチングの意識は、変化したことあるの?
梅ちゃん
梅ちゃん
優勝した人が一番、〇〇さんの言っていることが正解だと盲目的に思っていたことから、それぞれの意見があって然るべきという感覚になりました。
梅ちゃん
梅ちゃん
無限に頑張れば全国優勝ができると思って、できないのは自分が悪い。ずっと自己否定でした。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
何かと比較しながら生きてると、他者を受け入れていく基準(物差し)がそうなっていく。すると多様的ではありにくいよね。

子どもは何か一つだけをしたいわけではない

がっちゃん
がっちゃん
最初は「ちゃんとせーーー!」が強かったですね。
がっちゃん
がっちゃん
レッドベアーズに来て2年目くらいの時、当時小学、5、6年生の女の子との出会いがラッキーでした。その子は、小学2年生くらいからレッドベアーズに来ていたけれど、5、6年生になる頃には、おそらくバスケットボールに興味を無くしていたと思います。
がっちゃん
がっちゃん
しかし、当時、僕はそのことに察せませんでした。
がっちゃん
がっちゃん
僕の理想の目標に、その子を合わせようとしていたんです。
がっちゃん
がっちゃん
自分の思い込みで、判断して、その子を僕の理想に持っていってあげよう、持っていってあげなければ行けないと思っていました。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
そのような子がその後現れた時、がっちゃんはどう変わっていった?
がっちゃん
がっちゃん
「待つ」ということを覚えれました。
がっちゃん
がっちゃん
レッドベアーズ創世記は、いろんな子がいて、バスケは好きだけど、本命は野球。そんな子に必死にバスケのことを訴えかけていました。しかし、本命が野球な子にバスケのことだけを熱く話しても響くわけがないということを学べました。
がっちゃん
がっちゃん
本人がバスケットを学びたいとか、次の目標に向かいたいとか、それを表現してくるまで待とうと思えるようになりました。

個の尊重は、自由の深さを知ること

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
これからのコーチングはどうなっていくかな?
梅ちゃん
梅ちゃん
僕らと保護者の乖離、、、僕らは「待てる」、、、保護者の方たちにもいい影響を与えられる指導ができたらいいなと考えています。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
今後のトルネードアカデミーはGMとしてどのように牽引しようと思ってる?
がっちゃん
がっちゃん
個の尊重は大切と思いますね。個の力を強くしていくと和になっときはもっと強くなれると思います。
がっちゃん
がっちゃん
個、自分を見ていくと、自分を通して人を見れるようになると思うんですよね。昭和の時代は周りを見過ぎていたと思う。今からの時代は逆に自分を見ること、自分を大切にすることが、人も大切にできていくんだろうと予測しています。
がっちゃん
がっちゃん
トルネードアカデミーの各地の代表たちの個をめちゃめちゃ尊重していこうと思います。
がっちゃん
がっちゃん
「やりたいことがあったら、何でもやってみなっせ」という感じ。
がっちゃん
がっちゃん
来年度のトルネードアカデミーのテーマを「FREEDOM」としたのもそういう意図があります。
がっちゃん
がっちゃん
「自由にやってみなっせー」「さあどうなっていくでしょう」って感じです。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
「待つ」ということをやれてる人じゃないと、「FREE」にすると「勝手」になっていくけん、日本人が非常に難しいと思われていることだけん、でも、それをやれないと実は、個を尊重できないということだもんね。

まとめ

当時は、褒めて育てていこう!個を尊重していこう!と言っていたものの、、、なかなか難しかったんだと思います。

僕たちも、押さえつけられて、先生や先輩の言うことは正しいという環境で育ってきたので、どうしても「こうじゃないといけない」という固定観念が拭いきれなかったのだと思います。

この約20年間。コーチたちと、子どもたち一人ひとりにフォーカスして、話し合ったり、幾度もアメリカの教育現場を視察していく中で、徐々に固定観念が解けていきました。

徐々に、個の尊重とはどうしていけば良いのかがわかってきたように思います。

僕は「待つ」こと。そして、「個の目的」を大切にすることが、個の尊重には重要なことだと思いました。

これからの、20年間で、個から和を実現していきたいと思います。