バスケスクール

子ども達に「あたりまえ」な制限をかけていませんか?(熊本レッドベアーズコーチMTG/2022年9月)

9月末に熊本レッドベアーズコーチMTGを行いました。

今回も雑談でいろんなお話ができました。

その一部分を記録に残したいと思います。

縄跳びは「切り替えスイッチ」

がっちゃん
がっちゃん
10月のテーマ決めだけど、9月を振り返って気になる点ってありますか?
たくや
たくや
ルールの徹底ができていた方が良いな~と思うんですよね~。
集まるときもパッと集まる方が良いと思います。
だから「走って行動」
ぐっちゃん
ぐっちゃん
最初集まって話す時に、子供同士の話が目立っていて、コーチの話を聞いていないのが気になりました。
がっちゃん
がっちゃん
「走って行動」と「コーチの話を聞く」というのが気になったということかな。
体育館に入ってくる時や練習が始まる時の「切り替え」が子どもたちはしづらいだろうなぁってのは思うな。
昔からとても気になることではあるんだよね。
子どもたちのバックグラウンドで、お父さんに怒られたとか、学校で先生に怒られたとかの場合、なかなか切り替えって難しいんだと思うんだよね。
だから、レッドベアーズが切り替えられる環境になれば良いなと思ってる。
その切替の仕掛けの1つに体育館に来たら、「なわとび、ストレッチ、体幹」をするというのがあるんだよね。
もやもやがある子や、集中できていない子っていうのは、「なわとび、ストレッチ、体幹」にすぐに取り組めないんだよね。
「走って行動」も「コーチの話を聞く」も入り口の「なわとび、ストレッチ、体幹」ができれば、できるように繋がっていくと思うな。
がっちゃん
がっちゃん
最初の「なわとび、ストレッチ、体幹」を意識することで、それでも切り替えができない子がいた場合は、また考えていきましょう!

他人の行動なんて制限できない!

がっちゃん
がっちゃん
拓也からの質問で「他人が(自分が)やってもらって当たり前だなぁと思うことは何ですか?」っていうのがあるけど、どういうこと?
たくや
たくや
自分がやってもらったことに対して、当たり前のことでも「ありがとう」って言いたいっていうのがあって、そしたら人にも求めるのかなぁって考えたんですよね。
でも、それは違って、自分が人に求めるのは、意見を言わない人が嫌で、、、「自分の意見を言ってもらうのは当たり前」って思っているのかな?って。だから何を考えてるのかなって。
だから、他の人もそういうのって思うことあるのかなって。
がっちゃん
がっちゃん
俺は無いかもしれんね。当たり前を求めること、、、無いかもしれんね。
こうしてもらったら嬉しいなってのはあるよ。褒めてもらったら嬉しいし。
たくや
たくや
マナーとかは?
がっちゃん
がっちゃん
あいさつしろ!っても思わないし、ありがとうって言え!とも思わないし、意見を言えとも思わない。
エアロ
エアロ
じゃあ、鼻くそつけても良い?
がっちゃん
がっちゃん
しょうがないかな。笑
がっちゃん
がっちゃん
ちっちゃい子で鼻くそを口に入れる子多いよね。笑
あれ、何なんだろうね。
小学校のころって、何人かクラスにいたよね。
エアロ
エアロ
塩を求めてるんじゃない?
がっちゃん
がっちゃん
授業中、誰も見てないと思うのかな?パクって。笑
エアロ
エアロ
陰口叩かれるよね。笑
がっちゃん
がっちゃん
俺は見ても誰にも言えんかったけど、報告は受けるよね。笑
動物的本能なのかな。無意識にやってるよね。
お腹すいてるのかな。
エアロ
エアロ
お腹を満たす量じゃないやろ。笑
がっちゃん
がっちゃん
脳科学者の先生に聞いてみたいね。笑
エアロは、他人がやってもらって当たり前だなと思うことってある?
エアロ
エアロ
。。。むずかしいね。。。
他人の行動なんて制限できないからね。
そんなこと望まない。
「自分の意見を言って欲しい」と思っても、「自分の意見を言わなくても良い」と思っている人もいるだろうから。
レンくん
レンくん
俺も考えたことないなぁ。。。
がっちゃん
がっちゃん
あっ!1つあった。1年位前に、マスクを顎マスクにしていて、俺に耳打ちをしてくる人がいた!
その時は、「マスクして話せよ!」って思った!
まだ、コロナがヤバいかもーっていう時期だったけんね。
その時は、「マスクをつけることが当たり前」って思ってたかも。
レンくん
レンくん
コロナ関係なく、普段でも耳打ちされるのは嫌だなぁ~笑
エアロ
エアロ
そんな事言ったら、近くでくしゃみしないで下さいとか、いろいろあるな。笑
がっちゃん
がっちゃん
眼の前で鼻くそ食べないでくださいとか。笑

【論文】仕掛学

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
「走って集まる」とか聞いてて、参考になればなと、、、
https://www.shikakeology.org/
仕掛学研究会のホームページ。
ここに、仕掛について、論文を送ろうかなと思ってて。
大阪のシューティングガレージでも、入り口に「溜まり」を創り、そこにランキングを貼り出すことで子どもたちや保護者が、どんなことを意識するようになったとか。
いろんな先生たちがそのホームページに「仕掛」について論文を出してるんだよね。
「こうやってみたら、こうだった」
せっかくみんながいろいろやっているから、やってきたことをまとめて、こういうところに出していくのも良いんじゃないかなって思ってね。

※仕掛学研究会のホームページ
https://www.shikakeology.org/

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
例えば「やる気がなさそうな子に、どのような仕掛をするとやる気が生まれるのか?」みたいなのを検証してまとめてみると良いね。
さっきがっちゃんが、体育館に入ってまず縄跳びをするって言ってたことで、
練習に来る前に、車の中で眠かったとか、寝てたとか、部活動や家で怒られたとか、いろんなことがあって、やる気のスイッチが入らない、そんな子のための心と身体を整理する時間に縄跳びを活用する。みたいな。
縄跳びをやることで、整理ができて次の行動にスムーズに繋がったみたいな。仮説を検証していくと良いよね。
強制させるのではなく、整理する時間を日常にすることで、怒らなくても、注意しなくても、人は自然と準備ができるようになるのではないか?ってね。
そういうのを積み上げて行くと良いんじゃないかな。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
脳科学を勉強して、「欲の肯定」とか、その人は興味のあることにしか行かないし、ネガティブなことをやっても身にならない。脳の構造からして、褒め伸ばす、「おめでとう」「ありがとう」「助かる」という言葉から入っていくという言葉の「仕掛」。
それらを検証して今がある。
せっかくがっちゃんたちが、モニタリングして、ヒアリングシートをして、やっているので、まとめて発表していくのが、次に繋がっていくんじゃないかなと思う。

「すごいんだよ」を伝えたくて

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
ある時、大商大の子たちがパス回しが上手で、ワンナップの使い方がうまい時があったんだよね。
選手たちに「すごいことよ!」っていうのをどうにか伝えたくて、ボールマンがドリブルが少ないっていうのは、ボールを持っている時間が少ないって言うことでしょ。そしてアシストが多いのはチームワークが良い事だと思って、アシスト÷総得点をしてみたんだよね。
そしたら、大商大は結構な割合で2.0を超えていたんだよね。
ワンマン的なチームは2.0いかないんだよね。
もしかしてって思って、NBAも調べてみたら、ウォーリアーズとかスパーズとか当たり前のように2.0を超えてくるんだよね。日本のBリーグは2.0いかないんだよね。
これは面白いと思って、数字をどう伝えるかによってずいぶん違うなって。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
そんな話をほのか(レッドベアーズの先輩)に言ったら、「おもしろーい」って。
「ロバート・モリス(アメリカの大学)では、何回右から左へボールがいったかを見るよ」って。
それも、DFを崩していくのに、ボールが右から左へ動くことでヘルプの位置がズレてくるからって。
数字で表してくってことは一緒だねって。
がっちゃん
がっちゃん
実に面白い!
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
面白いね。子どもたちにいかに言葉を使わずに「なるほど!」って思わせるか、、、「おもしろーい!」って思わせるかの技術を持つと良いなって思ってる。

まとめ

人の行動は制限できない。

一人ひとりの考えがあり、バックグラウンドがあります。

大人も子供も関係なく、個があります。

日本では、どうしても、大人が子供に対して、行き過ぎた制限をかけがちです。

「子供のため」と思っての行動でしょう。

または、無意識な「あたりまえ」の行動なのでしょう。

僕自身も無意識に、子供たちに必要のない制限をかけてしまうことがあります。

だから、このようなMTGで大人たちが、確認をし合う場所がありがたく思います。

個を大切に思うことから、「あたりまえ」に常に向き合い、「仕掛」を考えることで、距離を保ち個を見守ることができます。

正直まだわからないことだらけです。

しかし、この約20年間、大人たちと個に対して話し合い積み上げたものを振り返ると、20年前の個への向き合い方とは、だいぶ違ってきました。

少しずつ 少しずつ、僕の周りの環境が変わってきているのを実感しています。

これからも、日々、環境をつくっていこうと思います。