バスケスクール

【自由とは?】自分が考えてやるときが自由 (トルネードアカデミー代表者会議2023年1月)

1月のトルネードアカデミー代表者会議の記録です。

未来に繋げるために、少しでも必要な方のお役に立てればと、記録を残します。

2022年度トルネードアカデミーテーマ『FREEDOM』

毎回MTGの初めに1ヶ月でテーマについて向き合ったことを話させてもらいます。

2022年度のテーマ『FREEDOM』について以下の様なことを話しました。

自分が考えてやっているときって自由なんだろうな

がっちゃん
がっちゃん
子供のころから「自由とは何か」を考える機会は必要だなぁと思いました。アカデミーに来れる子どもたちは、自由があって、自由がある子に、自由とは何か?を肌で感じることはできづらいのではないかなと思いました。のびのび育つ環境があることはとても素晴らしいことだけど、そこに自由を考える機会があることで、視野が広がると思いました。
不自由に感じていることも、今の不自由の中の自由に満足しているのかもと思ったり、、、

「自習時間に遊んだ」だったり、「掃除の時間にサボった」だったり、ルールを破ったことが「自由」と感じる子どもたちが多かったけど、
大人になっていくと、もっと「不自由」を経験して、「自由」をわかっていくのかなと思いました。

西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
がっちゃん!「自由」と「勝手」ってどう違うの?
がっちゃん
がっちゃん
ルールがあって、皆が共通認識しているものから、外れたものを「勝手」と言うのかなと思いますね。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
子どもたちも、「自由」と「勝手」を履き違えてしまってるんじゃないかな。
がっちゃん
がっちゃん
それは感じますね。子どもたちに、「それって「勝手」じゃない?」と、聞いてみたんですよ。
すると、「・・・」となるんですよ。
子どもたちに「自由ってなに?」と聞くと「勝手をしてしまうこと」を言ってしまうみたいですね。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
子どもたちとそういうやり取りをすることは、非常に大事なことだと思う。
答えを求めるというより、考える時間を与えるという。
「自由」という定義を、国語辞典や英英辞典や世界の人達がまとめてくれてたりするよね。
ウィキペディアとか、、、
定義づけするというのも大事なんだろうなとも思う。「共通認識」するってね。
「自由ってなに?」って聞くと皆がいろいろ言って、「チーム」にはなりにくい。
共通認識するために、言葉に定義づけするというのは、すごく大切なんだなって、58歳にして気づいた。笑
がっちゃん
がっちゃん
エアロは、自由だなぁって感じる時はどんなとき?
エアロ
エアロ
俺は、常に自由なんだよなぁ。自分が考えてやっているときって自由なんだろうな。
人に言われてやっている時が自由じゃないよね。
がっちゃん
がっちゃん
エアロからみて、「この人自由だなぁ」と思う人は?
エアロ
エアロ
俺だろうね!
がっちゃん
がっちゃん
自分以外では?
エアロ
エアロ
みんな自由なんじゃない?
難しいよね、でも、そう聞かれたら、みんなだと思う。
ゆーた
ゆーた
自由とは、エアロ。笑
僕もこのメンバーでエアロが浮かびました。
たくや
たくや
自由とは、制限を自分で決めれること!
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
良いこと言うね~!
熊本工業だよね~?笑
がっちゃん
がっちゃん
熊本工業でどんな時に自由を感じた?
たくや
たくや
学年が上がるたびに自由を感じました。笑
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
あははははははーーー
がっちゃん
がっちゃん
子どもたちに「どんな時に自由を感じる?」って聞いた時に、子どもたちが「掃除をさぼった」とか「自習中遊んだ」とか、ネガティブなことを言ってるのを横で一緒に聞いてて、拓也はどんなことを感じてる?
たくや
たくや
自由と聞いて「掃除をさぼった」とか、悲しいなと思いますね。
でも、自由ってもっとあるのに、掃除をサボるって、、、なんかかわいいなって。

「わがまま」を言えるようになったら「自由」に向かえてる

なおコーチ
なおコーチ
「自由にやること」と、「わがまま」の境目って、どんなんかなというのをよく考えているんですよね。
私が「良し!」と思う時って、子どもたちが「わがまま」を言ってきた時なんですよね。
その時の「わがまま」が、「自由」に当てはまるのかと考えた時に、自分の中で良くわからなくなったりするから、「わがまま」を言えるようになった選手が「自由」の場に向かえているという風に、考えています。
がっちゃん
がっちゃん
質問です。5人の子どもたちを指導していて、4人は「教えてー」って感じで、もっともっと!という感じになっていて、1人だけバスケットは好きなんだけど、気持ちがその4人とは違う方向を向いていって、だんだんだらけてしまう場合、どのように1人の子に声をかけますか?
なおコーチ
なおコーチ
そういう子がいたら、ずっとそばにいながら進めていくという感じにします。
がっちゃん
がっちゃん
残りの4人の子たちは、「もっともっと~なおコーチ~もっとさせてよ~」って感じじゃないですか。1人の子の近くにいると、残りの4人の子たちからは、離れることになるじゃないですか。どのようにバランスを取っていきますか?
なおコーチ
なおコーチ
「もっともっと~」っていう子たちは、何もしなくても「やりたいやりたい」ということなので、こんなことをやってみてと、少しむずかしいことを投げかけることで、それに向かってやっていくと思うので、「近くにいる」というより、「投げかける」ということに比重を置くようにします。
梅ちゃん
梅ちゃん
5人だったら、その1人の子と俺がペアになって、2人組の練習をするかな。
4人は、それぞれ2人組になってガンガンやってもらうかな。
それぞれのモチベーションでやるかな。
6人いて1人モチベーションが違っても、3・2・2に分かれて、俺が入るようにするかな。
俺の場合、良い意味でも悪い意味でも勢いで持っていっちゃうから、後悔も多いかな、、、人が少ないと寄り添いやすいけどね。
ぐっちゃん
ぐっちゃん
その1人には、「やりたくなったらおいで~」と言います。
バスケが好きだったら、そのうちやりたくなるのかなぁ、と思うので、その時はそういう気分じゃないんだろうなぁと思います。
がっちゃん
がっちゃん
こういうのって、答えは無いけど、皆がどう対応するのか聞きたかったですね。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
脳科学的にいうと、、、笑
その人達のモチベーション、好奇心を一律に見るというよりも、その子は何に興味があるんだろうと、コミュニケーションを取るのが大事なんだろうなと思うな。
モチベーションでいうと、誰かと比べて満足するんじゃなく、自分の中の目標に向かうことで満足するように仕掛けるのが大事だよね。
例えば、3本連続決める!とか。

体験者へのフォロー

がっちゃん
がっちゃん
ryuさんの方から、「今年度は体験に来ても新規入会に繋がらない。各地では、体験に来た子たちへのフォローやアプローチはどうしてますか」と質問が来ています。
熊本ではフォローやアプローチはしてないですね。ただ、定員いっぱいのところに体験や見学に来た子は、定員が空いた時に、入会待ちするしないの連絡が無くても、空きができたことを連絡しています。
すぐに入会する子、入会しない子、返事がない子、いろいろいますね。
たくまコーチ
たくまコーチ
基本的に連絡することは無いです。人がいっぱいだった場合は、連絡するかな。 体験で、入会に繋がらないのは、求めるものが違ったんじゃないかな。うちが絶対じゃない、お子さんが良いと思うところに行った方が良いと必ず話すようにしてるかな。
ヒエダンカン
ヒエダンカン
特にアプローチはしてないですね。今シーズンは、体験に来て入会に結びつかなかった方が2人いるんですけど、「必要な時は連絡下さい」くらいのメッセージはしています。
兄弟姉妹や、紹介で来られる方が多いので、入会に結びつかないことの方がレアケースですね。
なおコーチ
なおコーチ
体験に来てくれた子には、その月の予定を送るくらいですね。体験を3回までとしていて、3回体験に来られた方は、入会してくれます。1回の体験だけの方は、それからは来ないので、とてもわかりやすいですね。
ダイシ
ダイシ
連絡をして下さった方には、翌々月までくらいのスケジュールを送ったり、体験後の感想を聞いたり、体験した子についての良いところを伝えたり、アカデミー以外のその子に向いてそうな僕が企画するイベントのお知らせをしたりしています。
がっちゃん
がっちゃん
お知らせを流す期間はどのくらい?
ダイシ
ダイシ
半年ぐらいですかね。
その子に合うイベントがあればMAX6回。大体3回くらいで来る人は来るし、3回返事がない人は縁がないかな。

体験で来た子の保護者さんとどんなことを話す?

ゆーた
ゆーた
体験者の保護者さんに入会要項の説明する時にどんな話をしますか?
僕は「判断する」ということをやりますよ~ということと、「個を認める」ということを伝えています。
個を認めて「褒めて伸ばす」、夢中になった時に仕掛ける、自分を認めると相手を認めていく。コミュニケーションとリーダーシップを最終的にやっていきますと、伝えています。
がっちゃん
がっちゃん
僕は、入会案内の最初のページに「インディアンの教え」を貼ってるんだよね。
それを見てもらうといいかなって。次のページからいろいろ詳しくは書いてあるけど。

アメリカインディアンの教え

子供たちはこうして生きかたを学びます
Children Learn What They Live

批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
If a child lives with criticism,He learnes to condemn.

敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
If a child lives with hostility,He learnes to fight.

ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
If a child lives with ridicule,He learnes to be shy.

ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
If a child lives with shame,He learnes to feel guilty.

心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
If a child lives with tolerance,He learnes to be patient.

はげましを受けて育った子は自信を持ちます
If a child lives with encouragement,He learnes confidence.

ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
If a child lives with praise,He learnes to appreciate.

公明正大な中で育った子は正義心を持ちます
If a child lives with fairness,He learnes justice.

思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます
If a child lives with security,He learnes to have faith.

人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします
If a child lives with approval,He learnes to like himself.

仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます
If a child lives with acceptance and friendship,He learnes to find love in the world.

Dorothy Law Nolte
作・ドロシー・ロー・ノルト/訳・吉永 宏
加藤諦三著・アメリカインディアンの教え・扶桑社文庫より

しんちゃん
しんちゃん
「個を大事に指導しています」と「ミニバスとは違って、遠征とかしてない。強さを求めていません。」と説明しています。
あと、「褒めて伸ばしますよ」「出来なかったことなどに、怒ることは無い」そして、「体験して本人が決めることなんで、本人とよく話して、考えて下さい」と最後には言います。
エアロ
エアロ
夜のパーカンは、何も言わない。夕方のフレバス(小学校)の方は、希望する人だけ練習。自由にする人は自由に。という説明はする。あまりにも普通のクラブとは違うので説明するかな。
ヒエダンカン
ヒエダンカン
体育館に来たら、各自でストレッチを始めてもらうようにということを徹底しいるので、そういうところは説明するようにしています。ある程度自由の環境の中で、子どもたちが自分で考えて、練習に入れるように、選手たち主導で練習に入れるような環境づくりをしているということは、説明しています。
初めは、なんでこの人は何も言わないのかなと思われるかもしれないけど、子どもたちを見てもらって、納得してくれる人だけが入会してるんだと思います。
たくや
たくや
入会案内渡して、「全部見て下さい」って言って、「わからないことがあったら、がっちゃんに連絡して下さい」って言います。
後は、スクールの雰囲気を最初に話して、練習が終わったら、必ず、保護者と子どもに話しかけるようにしています。「どうだった~?」とか。「また、いつでもおいでね~」とか。
ぐっちゃん
ぐっちゃん
部活みたいに走り回ることは無いという事を話したりします。基本は楽しく練習できるようにしています。とか。
基本は、入会案内を渡して、それを読んで下さいみたいな感じにはなります。
ダイシ
ダイシ
入会要項、概要を渡して、相手に合わせて、システムの説明をします。練習が終わったら、相手が話しそうにしてたら話して、そうでなければ、帰った後にメールやラインでフォローします。
たくまコーチ
たくまコーチ
みんなが言ったようなことを全て、話してる。親御さんのタイプによって、丁寧さやラフさを使い分けて、言い回しを変えている。短く簡潔に話すようにしてる。
なおこ
なおこ
地域的に熱心な親御さんが多いんですよ。事前にどんなことをやっているのかをリサーチして来られる方が多いんです。目的を持って来られるので、特に説明をすることは無いですね。子どもさんが、面白いと言って、入会に繋がっていることがほとんどです。
梅ちゃん
梅ちゃん
何も言いません。資料を渡して、質問があれば話しかけて下さいと言って終わりです。最後に「楽しかった?またね。」って子どもに声をかけるくらいかな。
西田のおっちゃん
西田のおっちゃん
それぞれに合わせるから、同じことは言わない。後日なぜシューティングガレージを選んだかアンケートを取ると。「わかりやすいから」という答えがあるので、体験会では「わかりやすさ」に重点を置くかな。

まとめ

「自由」とは何か?について、深掘りしていく時間となりました。
印象深かったワードは、エアロコーチが言った

「自分が考えてやっているときって自由なんだろうな」

もしかしたら、「自由」を感じれていない子どもたちや、
ルールを破った時に「自由」を感じている子どもたちは、

自分で考えることを、忘れている状態なのかもしれません。

拓也コーチが言った
「自由とは、制限を自分で決めれること!」

なおコーチが言った
「「わがまま」を言えるようになったら「自由」に向かえてる」

これらも、自分で考えたからこその「自由」だと思います。

平和な日本では、「自分で考える」機会が少ないのかもしれません。
平和を作ってくれた大人たちの考えた道を進んでいけば、大きな過ちは起きません。
しかし、自由を感じていない、自由がわからない子どもたちも増えているように思います。

これからの平和を創る大人たちは、「自分で考える」機会を作ることが、必要なのでしょう。
「自由」を考える機会をまずは、大人たちが持つことが、子どもたちの未来に繋がることでしょう。

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