こんにちは。
熊本レッドベアーズコーチの6回目の対談を行いました。
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目次
熊本レッドベアーズ創世記 3コーチ対談
西田コーチ・・・熊本レッドベアーズ創設者
梅田コーチ・・・熊本レッドベアーズ代表
僕・・・2005年から熊本レッドベアーズへ
「対談」要約
梅とがっちゃんはいくつになった?
西田のおっちゃん
レッドベアーズを20年やってきて、これからの20年の未来はどうなっているか聞いてみたいと思います。
西田のおっちゃん
梅とがっちゃんは、いくつになったのかな?
梅ちゃん
42か3です。正解はわかりません。笑
がっちゃん
僕が今年の8月で40なので、梅さんは今年の8月で43です。
梅ちゃん
あざす!
西田のおっちゃん
えー!ということは、俺がガチでこの活動をやり始めた頃の年齢ということよね。
西田のおっちゃん
これからの20年を予測できるだけのこれまでの20年を生きてきたね。
西田のおっちゃん
それでは、今日はがっちゃんから20年後の予測をお願いします!
20年後、レッドベアーズやトルネードが無くなってる
がっちゃん
レッドベアーズやドリームセブン(トルネード)が「なくなっている」っていうのが浮かんだんですよね。
がっちゃん
なぜかというと、僕たちって求められているものをやってきた。求められるものが良くも悪くも無くなるのではないかと。もしかすると、社会が良くなって、今まで僕たちがやってきたものとは違うものを求められ、バスケットボール以外のことが求められてるのかもしれない。
西田のおっちゃん
校長先生たい。笑 求められてるものが学校の中で解決していくという。笑
がっちゃん
「学校」という「形」があるじゃないですか。なんかもう「形」じゃ無くなってきているような感じがしている。今までのトルネード活動も「トルネード!!」という「形」があるわけではないじゃないですか。トルネードだからこうしないといけない!トルネードはこうあるべきだというのが一切なく、みんなそれぞれで触ってきてくれている。「学校」ってなると、イメージが湧きづらいですね。
西田のおっちゃん
ほわーんていう感じ。理解してもらえんよね。笑「右なの?左なの?はっきりして!」「ほわーんで組織って成り立つの?」って思われるだろうね。笑 でも俺らはその中にいて、それが自然と感じているよね。
西田のおっちゃん
誰かが強いリーダーシップで、そこにみんなが集わなきゃじゃなくて、それぞれがリーダーで、、、理解が難しいと思うな。笑
西田のおっちゃん
がっちゃんがそういう風に浮かぶってことは、20年後、社会の質が高くなってるってこと、もしくは、また別な大きな問題が起こってるってことかな。
意見が合う者同士が小さなグループを掛け持ちする社会
西田のおっちゃん
どうですかね?梅さん。
梅ちゃん
僕らが始めた頃って、個性が認められずに努力が正しく評価されないっていうのが、フラストレーションであって、立ち上がったと思うですよね。で、社会がみんなそっち(個を認める)の方向に動いている今、「個性を見ましょう」だったり、世界ともSNSで繋がって、良い意味でも悪い意味でも島国ではいられないし、社会は良くなっていくだろうし、不正や矛盾もなくなっていく、僕たちの使命感は薄まっていく。
梅ちゃん
それぞれの価値観が生まれてくるので、今までは日本で唯一の正解に向かった人が、正しいみたいなものがみんなの中にはあった。これからは、「これが正しいと思います」と言った人に「それ良いね!」と思った人が集まる。それぞれちっちゃいグループに別れて行くだろうなと思う。
梅ちゃん
ネットが繋がっていくので、体を動かさなくなる。体を動かす環境をどう作るかってなって、やっぱり田舎にみんな出ていくんだろうな。仕事はネット繋いでやるみたいな。
梅ちゃん
がっちゃんの校長先生っていうのも、学校も多分無くなっていくと思うので、「がっちゃん」というところに来るかどうかみたいな。リーダーシップがあればそこに人が集うだろうし、そういう「自然」に寄っていくんだろうなって。
梅ちゃん
僕がどうするのか?と考えた時に、がっちゃんたちと一緒にやっていくこともあるし、意見が違えば、意見の合う違う人とやっていくだろうし、「選択」ができるようになっていくんだろうなと。ただ、選択肢が多すぎてパニックになる人もいっぱい出てくると思う。そこを整理するのは、がっちゃんが得意だと思う。だから、「がっちゃん村」に所属しながら、好きなことをやっていると思います!!
西田のおっちゃん
あはははーーー!面白いね!こんな話はあまり聞けんね。笑 非常にわかりにくいよね。笑 俺はしっくりきてるけど。笑 わかりやすいのは、「この指とまれ!」って俺について来いっていうのはわかりやすい。その人を軸に正しい、正しくないを判断していく方が良いも悪いもわかりやすい。自分で考えてやっていけっていうのは、不安で仕方なかったりする。
格差は広がると思う。しかし、世の中格差を言い過ぎている。
西田のおっちゃん
敢えて「格差」っていうけど、これから「格差」がすごく広がると思うんだよね。
西田のおっちゃん
今二人が話したようなことで、解決できるようなことだと思う。俺らの中には格差が存在していて、存在していないようなものだけど、、、
西田のおっちゃん
世の中「格差」を良い、悪い、高い、低いみたいな表現を用いてあまりにも言いすぎているので、なんか違和感があって、二人はどう考えてるのかなと思って、、、
がっちゃん
何を持って格差と言っているか、やっぱりニュースを見ると、「所得格差」のことをメインに言っていると思う。多くの国民も「所得」を見て、格差って言っているようにみえるんですよね。
がっちゃん
僕たちの所得を公開すると保護者さん達泣きますよね。笑 僕たちが幸せそうにしているから集まってきてると思うんですよね。周りから見たら、(僕たちのことを)格差を感じてないと思うし、もしかしたら金銭的な面でアメリカとかにもよく行ってるので、お金持ちなのかな?と思っているかもしれない。でも、実際の帳簿(所得)を見せたら、発狂するんじゃないかなと思います。笑 格差ということを言われたんで、浮かんだことなんですけど。汗 僕たちはお金じゃないところで格差を感じてるのかも。
がっちゃん
教育の格差というものは気になっています。お金があった方が(質の高い)教育を受けれる確率は上がってくると思うし、レッドベアーズに来るのも、お金が本当にない人は通えないし。
がっちゃん
そういうところは、お金が無くても、ちょっと触れられるところを作っていくこと必要かな。梅さんが今無料(クリニック)で回ってくれているようなのが、格差を狭める一つかなと思ったりもします。
西田のおっちゃん
自分たちの事を例にあげると面白い。笑 「金銭的な格差と幸せは別もんです」みたいな。笑
梅ちゃん
所得の格差でいくと、「セーフティーネット」とかいう話になってくるので、余計に自分で選択するという能力がないと、良いリーダーの元ではないと「洗脳」されて変な方向に行っちゃうだろうし、想いが違いければウクライナみたいになると思うし、その人が、どのような「選択」をしていくのかというのが重要になってくる。。。
梅ちゃん
セーフティーネットができれば、何もやらなくていいや、やりがいも感じない、そんな人も出てくると思う。自分が好きなもの持っていて欲しいなと思いますね。
梅ちゃん
僕はバスケがあったから本当に幸せだったと思うし、「お金を稼ぐ」でもいいし、「誰かにモテたい」でもいいし、何でも良い。
西田のおっちゃん
社会や経済や学校を批判するとかはやりやすい。でも社会を変えていくのは、一人の力では難しいから、自分たちは何をしようか、、、(バスケの)スキルを教えているというよりかは、「自信」を持ってもらう指導をやり続けた結果、二人の頭の中は、社会がどうのとかいうことではなく、自分がどうするかっていうことなんだろうね。
西田のおっちゃん
政治が、、、とか、コロナにしても、批判するのは自由だけど、結局自分がどうするかっていうことを考えている人数が増えれば、政治は変わっていく、、、その人達が1票を出していくのだから、、、何かに依存するという思考の人たちが1票を入れてもあまり質の良いものにはならないだろうなと、、、
西田のおっちゃん
僕らができることは、バスケットを通じて、自分の足で立てるように、、、
まとめ
20年前をは、現在の事を予測できなかったと思います。
しかし、今は20年間活動してきた過去を振り返ることで、20年後のことを少し予測しやすくなっているのを実感しています。
「未来は過去から予測できる」
20歳の時の過去と40歳の時の過去では、時間も質も大きく違います。
40歳からの未来予測。過去活動始めてからの20年間。生まれてから40年間。積み上げた過去を道標とし、未来を楽しく生きていこうと思います。